パール食堂の人々【渋谷はるか編】  |23-パール食堂のマリア2016 |
今回のこの華のある役を演じるのは、この人をおいて他にはいないだろう。
甘やかで、それでいて芯のある声は、天からの贈り物だろうか?あるいは人知れぬ努力の賜物だろうか?
『パール食堂のマリア』において、重要ないくつかの役を担っているが、いずれの役もその底に、ある覚悟のようなものを秘めている女性なのである。

1970年初頭を生きる女性を好演して胸を打つ。
何よりも皆様は、その立ち姿の美しさにはっとさせられることだろう。
女優として貪欲に生きる姿勢を、今後も貫いて欲しいとおもう。
ちょっぴり茶目っ気のあるところも彼女の持ち味で、時々われわれはその落差に、心地よく笑わされている。



藤川修二

                    
劇団化5周年に寄せて 15  |5周年お祝いコメント |
*青☆組5周年に寄せていただいた、お祝いのコメントをご紹介*

今回は、『海の五線譜』に出演していただいた日高啓介さんの所属する劇団、FUKAIPRODUCE羽衣の主宰、深井順子さんからのコメントをご紹介します!

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五周年、おめでとうございます。たくさんの作品はまだ観ることが出来てないのですが、以前観ました「海の五線譜」素晴らしかった!海の音と色と景色とそこに生きる人や影が見えて。所属する俳優さんがまた素敵なんだなー。品があって色気があって。うちの劇団にはいないタイプの人たちです(笑)。小夏さんの、作品に寄せる心が好きです。誠実であろうとする。私達に伝えてくれようと。それを受け取ったとき、なんとも言い様のない心地の良さがあたしを包みます。海のように。
青☆組のこれからがますます楽しみだっ!

深井順子
FUKAIPRODUCE羽衣 主宰
2015.11-12『海の五線譜』アフタートークゲスト

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深井さん、ありがとうございます!!
                    
劇団化5周年に寄せて 14  |5周年お祝いコメント |
*青☆組5周年に寄せていただいた、お祝いのコメントをご紹介*

今回ご紹介させていただくのは、『モモ』でもたいへんお世話になりました、Theatre Ort 主宰 倉迫康史さんからのコメントです!

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観劇に行くと、終演後、同じ回を観ていたであろう吉田小夏さんが、感想を関係者の方に熱心に伝えている姿をよく目にする。
その一生懸命な姿に「ああ、この人は演劇を言葉にすることに誠実なのだな」としみじみ感じ入る。
そんな小夏さんが作ったチーム、青☆組。
劇団員の方たちとお話しするとき、同じ誠実さを感じ、こちらも自然と日本語を丁寧に紡ぐようになる。
すると、日常会話なのに不思議と青☆組の作品のような、ふわっとした時間が生まれる。
そういうとき、日常会話にも劇団のカラーが出る、というのは本当だなと思う。
すてきなチームです、劇団青☆組。
青☆組の皆様、そして青☆組ファンの皆様、劇団化5周年おめでとうございます。

倉迫康史
(Theatre Ort 主宰/たちかわ創造舎チーフ・ディレクター)
2015.11-12『海の五線譜』アフタートークゲスト

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倉迫さん、ありがとうございます!!
                    
パール食堂の人々【藤川修二編】  |23-パール食堂のマリア2016 |
皆さま、こんにちは。
れいちぇるさんからご紹介いただきました、演出助手の久間と申します。
人から紹介を受けるのは、気恥ずかしいものですね。
有り難きお言葉の数々を擦り潰れるまで噛み締めて、皆様との時間を最後までサポートさせていただきます。

兎にも角にも、青☆組5周年、おめでとうございます。
青☆組を一言で表すと、家族。こんなに一体感のある劇団は、僕は他に知りません。
組員全員が愛で結ばれています。愛故の厳しさも経ての、強い結束力で。
そして、たまに訪れる親戚の皆さん、遊びにやって来るご近所さん達も素敵な方々ばかり。
僕みたいな、時折迷い込んでくる野良犬にもとても優しい。本当に、感謝しかありません。

今作「パール食堂のマリア」は、在りし日の横浜を舞台にした群像劇。
今回初めて触れさせていただいたのですが、稽古場で既に何度も涙ぐんでしまっています。
時代に翻弄されながらも、逞しく生きようとする人々の切なくも美しいお話。
是非、劇場でご覧いただきたい作品です。
あと、群像劇フェチには是非。

さてさて、皆さんお待ちかねのご紹介タイム。
この度ご紹介しますのは、青☆組には欠かせない大黒柱、藤川修二さんです。


座組最年長(毎回だと思いますが)の修さん。
今回は、厳しくも温かみのある食堂の店主役を演じられています。

その佇まいから既に魅力溢れる方ですが、修さんが何かを発すると、それが何気ない一言でもとても心に響くんです。
経験に裏打ちされた確かな説得力と、お人柄の成せる技なんでしょう。
どのシーンも修さんにしか出せない温かみが滲み出ていて、作品の深みがより増しています。
たまに現れる無邪気な修さんもとても愛おしい。

修さんの出ているシーンは要チェックですよ!

                    
パール食堂の人々【久間健裕 編】  |23-パール食堂のマリア2016 |


みなさん、こんにちは。
勝平さんにご紹介いただきました、青☆組、組員の大西玲子です。

勝平さん、ありがとうございます。
なんだか褒められすぎちゃって、ソワソワしてしまいます。
いただいた言葉に甘えずに、しっかりやります。本当にありがとうございました。

この度再演する『パール食堂のマリア』は、私が客演として出演した最後の青☆組作品です。
色んなこと、思い出すな……。

青☆組の持ち味でもある、繊細に紡がれる日常とケレン味の共存といいましょうか(私は猫ですし)その触れ幅が生きる作品です。
覗き見る市井の人々の日常と、幻想、明るく小気味よく運ばれる会話の中のひとさじの苦味や切なさ……

お稽古場は、日々、大航海。
初日のその日に向けて、作品を磨いています。

私がご紹介する写真の彼は、この航海に欠かせない船長の右腕、演出助手の久間健裕さんです。
くまちゃんと呼ばれています。

くまちゃんは、『星の結び目』『御ゑん祭〜近藤さん、出ずっぱりだって?!』に続き、演出助手としてお仕事をしてくれています。近藤芳正さんに、「彼の台詞チェックは素晴らしい」とお褒めいただいたくまちゃん。その手腕、健在。
三度目という事もあり、私たちが何を大切にしているか、どう作品を織り上げようとしているかを分かってくれているので、居てくれるととても安心感があります。
青☆組のこと、とても好きでいてくれていて、だからこそ、甘えがない。
通し稽古の後も、シーン稽古の後も、ほんの少しの掛け違えに気付いてそれをきちんと自分の言葉で私たちに伝えてくれます。
勿論、始めっからそうだったわけじゃなくて、今回ぐっと距離が近づいているのを感じるの。それがとても嬉しく、ありがたいのです。



あと、この人に愛されたら毎日泣けちゃうだろうなって思う。
そんな瞳をしている。



大西玲子
                    
劇団化5周年に寄せて 13  |5周年お祝いコメント |
*青☆組5周年に寄せていただいた、お祝いのコメントをご紹介*

今回ご紹介させていただくのは、これまでに客演として大活躍して下さったこの御三方です。

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私にとって青☆組初体験である『パール食堂のマリア』に時を移して再び出会えるのはこの上ない喜びですね。
2年前に参加した『星の結び目』を最後に演劇から離れている僕にとって青☆組は間違いなくメモリアルな劇団だし、作品創りに携わる中で青☆組が良質な舞台を生み出し続けている理由を垣間見た気がしました。
その瞬間から5年後、10年後の青☆組を必ず体験しようと密かに心に誓っています!
この5周年を通過点に、益々のご発展を!

多根周作
2014.7『星の結び目』出演

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お正月や夏休みに訪れる田舎。
ふと思い出してはみんなどうしてるかなと心をめぐらす場所と人。
この世とあの世の境い目のような空間。時々夢に出てくる人たち。
僕にとっての青☆組はそんなところです。
だから、これからもそこに在り続けて下さいね。

田村元
2015.7・2012.4『青色文庫』出演
2014.1『人魚の夜』出演
2012.5-6『キツネの嫁入り』出演

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出会いは2009年の冬。アトリエ春風舎で「午后は、すっかり雪」を観劇しました。家に帰って、母の顔を見た途端、涙が溢れて台所に座り込んでしまったのを覚えています。15歳だったあの時、なにに心動かされたのか、なぜ腰が抜けるほど泣いてしまったのか、今ではあまり思い出せません。青☆組と、吉田小夏さんの作品には、思い出せないなにかと、思い出したいなにかが、温かく残酷に詰まっていて、こっそりひとりじめしたくなっちゃうんだ。

劇団化5周年おめでとうございます!

井上みなみ
(青年団)
2012.4『青色文庫』出演

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多根さん、田村さん、井上さん、ありがとうございます!!
                    
パール食堂の人々【大西玲子編】  |23-パール食堂のマリア2016 |
皆様、
肌寒い季節がやってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

勝平ともこ、と申します。
わたしの名前はカツヒラと読みますが、 皆からは「かっぺい」「かっぺいさん」と呼ばれております。
ですので、皆様もぜひぜひお気軽に、「かっぺい」とお呼びくださいませ〜。

さてさて、このたびの、5周年記念第1弾となる公演に向けまして、まずは、劇団員の皆さんに・・・・
5年、と言う節目を迎えられたこと、おめでとうございます!
そして、青☆組を観てくださっているファンの皆様に・・・・
これからも一緒に応援しましょうね! わたしも青☆組ファンですので(笑)
その第1弾の公演に出演させていただき、本当に本当に光栄です。嬉しいです。 小躍りしております。
足手まといにならないよう、老体にムチ打って、頑張ります!!
どうぞよろしくお願いいたします。

今回の「パール食堂のマリア」、 初めて台本を読ませていただいたとき、 心の中に風が吹きました。
なんて言ったらいいのか、
それは、涼やかな風、嵐のような強風、うだるような暑い日の微風、秋の夕暮れの風、いろんな風がわたしの中を吹き抜けて、一気に読み終え、「やりたい・・・いや、絶対にやる。」と、私の心の中はトルネード状態でした。
そんな作品です。
見どころは?と聞かれてもたくさんありすぎて・・・・
吉田小夏さんの戯曲力、 妥協しない演出力、 青☆組の劇団力、 様々な分野から集まった客演の面々の団結力、
こんなん・・・・もう、面白くないわけがないやん!!(^_-)
だからね、皆さん、ぜひぜひ!是非にとも!観に来てくださいね!!
そして、不肖わたくし勝平が、今回紹介させていただくのは、 青☆組のエンジェル、もしくはフェアリー、もしくはアニマル?
大西玲子さんです!!
皆から「れいちぇる」と呼ばれている彼女。
一言で言うならば・・・・・・「可愛い」 いやいやいやいや、ほんまに可愛い。めっちゃ可愛い!!
少女、幼女、動物、わたしたちが普段「可愛い」と思う存在たちを、 いとも簡単に演じてしまう。
しかも、彼女のすごいところは、 それを観客に納得させ、魅了してしまう説得力。
ついつい目で追ってしまう。
いやぁ〜〜〜、初めて観たときは、唸りましたよ。
れいちぇる・・・恐ろしい子・・・
わたし自身が全く持っていない、昔から憧れてやまない要素、 「可愛い、ラブリー、キュート」をすべて持っている、れいちぇる。
・・・・ 正直なところ、腹が立ってます。ムカついてます(笑)
しかし、 実は普段の彼女は、めちゃくちゃしっかり者!!
姉御肌的で、何事もテキパキこなし、仕切りもうまい!!
外見はお砂糖みたいにふんわりなのに 中身は竹を割ったようにサバサバーッとしております。

このギャップ・・・たまらん!!!
こりゃあもう、いいお嫁さんになること間違いないだろうなぁ〜!と、
わたしは、れいちぇるのことを、親戚のおばちゃん目線で見ています。
密やかに。

もしれいちぇるが結婚すると言いだし・・・万が一、変な輩を連れてきたあかつきには・・・
その輩を見定め、叱咤し、 れいちぇるに「思い直せ」と泣きながらお願いすることでしょう(妄想)
そんな、親戚のおばちゃんです←やっかいやな・・・
フフフフフ。

さてさて、こんなプリティーな、れいちぇるですが、
今回はどんな役をやるのでしょうか?

・・・・・「猫、他」、ということです(おい!)
皆様、どうぞお楽しみに!
心よりお待ち申し上げます〜〜〜!!!




写真は、我が家の猫と同じポーズをれいちぇるにお願いしたところ、 快く引き受けてくれました。 かわゆい。
大好きよ、れいちぇる。

勝平ともこ

                    
劇団化5周年に寄せて 12  |5周年お祝いコメント |
*青☆組5周年に寄せていただいた、お祝いのコメントをご紹介*

今回ご紹介させていただくのは、多方面でご活躍の田上パル 主宰、田上豊さんからのコメントです!

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青☆組という名前を初めて見たとき、聖闘士星矢のような演劇なのかと勝手に想像したことを覚えています。☆の文字が印象的で…。実際に拝見してみると、戦闘やキラキラした鎧こそ出てきませんでしたが、そこには「銀河」のような奥深い人間の営み(風)に溢れていて、聖闘士星矢くらい衝撃でした。
劇団が5歳になった今、どんな風が舞台上に漂っているのかとても楽しみです。青☆組は、見に行くというより風を感じに行く、そんな劇団だと思います。

田上豊
田上パル 主宰
2012/12-13/01 『初雪の味 -鎌倉編、会津編、2バージョン上演- 』アフタートークゲスト

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田上さん、ありがとうございます!!
                    
パール食堂のマリア【勝平ともこ編】  |23-パール食堂のマリア2016 |
こんにちは。
前回、久美さんにご紹介いただいた有吉宣人です。

青☆組は、今回の公演が劇団化5周年記念第1弾だそうです。本当におめでとうございます!
6年前に『忘却曲線』という作品で初めて青☆組を観たときに、その魅力に虜になりました。
今夏の『モモ』に参加させていただいたときは、その魅力はグッと深まって、さらに彩りを増していました。そして何より、劇団力の高さにびっくりしました。劇団員のみなさんが、毎日ものすごいバイタリティで動き回って、組全体を支え合っていました。見事な連携プレーでした。
これからも変わらず青☆組であり続けてください!

そして今回の『パール食堂のマリア』には、多様な生活感を持った人びとが登場します!その生活感に取り囲まれて、舞台となる横浜の街が作品の主人公なんじゃないかと思うときがあります。稽古は日に日に熱を帯びてきました。

さて、僕がご紹介するのはこの方!!ドン!!
かっぺいさん、こと、勝平ともこさんです!!!


(稽古場で隠し撮りした写真)

お写真の通り、ふとしたときに見せる笑顔が素敵です!
かっぺいさんは今回、僕の役の、お母さんの役を演じています。
そんな役柄で接していると、語りきれないほどのたくさんの魅力に気がつきました。

かっぺいさんは、舞台上でものすごい生活感を醸し出します。
笑顔だけでなくて、いい意味での粗雑さ、ちょっと天然なところ、人を見つめるやさしい眼差し、真剣なときの粘り強さ……
そういった魅力が、人としても役者としてもかっぺいさんを際立たせているんだなあと思いました。

特筆すべきは、人のいいところを見つける達人である、というところ。
稽古の序盤から、「○○くんって○○だよね」とみんなのいいところを言ってくださっていました。周りはほっこり楽しくなるし、とてもポジティブなんです。
僕のこともこれでもかと可愛がってくださる一方、演技の話をするときは真剣に意見を投げかけてきてくれます。本当に尊敬できる先輩です。

そして最後に。
ここまでかっぺいさん、と書いていて気づいたのですが、いつも僕はお母さん、と呼ばせてもらっています。(役柄もあって)
いつからだろう、というのがわからないほどいつからか。呼ばされていた、というか、なんというか。。
自然に距離感をつめてくださったんだろうか……そういう隙や余白があることも、かっぺいさんの魅力なのかもしれません。

それでは!

                    
劇団化5周年に寄せて 11  |5周年お祝いコメント |
*青☆組5周年に寄せていただいた、お祝いのコメントをご紹介*

今回ご紹介させていただくのは、衣装、演出助手、撮影と、それぞれの分野で私たちを支えて下さっているこのお三方からのコメントです!

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5周年おめでとうございます。
Vol.18『マリオン』に衣装で関わらせてもらったのが2013年でした。当時3年目?降板もあったけど公演をやり遂げたのは劇団力の賜物の筈
劇団員は皆演劇に懸命で、小夏さんはじめクールに見えて熱い連中です
邂逅の瞬間を紡ぎ出す大好きな劇団です、この先も紡ぎ続けて欲しい

吉田健太郎
2013.6『マリオン』衣装

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劇団化5周年おめでとうございます。
私が初めて青☆組を見たのは、「忘却曲線」でした。
どストライクでした!魅了されました!!あの日から青☆組ファンです。
「星の結び目」では演出助手をさせて頂き、青☆組の作品に関われて幸せでした。
そしてまた、劇団化5周年記念第一弾「パール食堂のマリア」をお手伝いさせて頂ける事がとても嬉しいです。
青☆組の益々のご活躍を心から祈っております。

佐度那津季
2016.11『パール食堂のマリア』制作助手
2014.7『星の結び目』演出助手

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青☆組さん、5周年おめでとうございます!
青☆組さんと向き合う時、レンズを通し、そこに本当に生き切っている人が見える。過去があり今を生きている、そして、それは私でもあり。いつも心に沁みる丁寧な優しいコトバと役者一人一人の声の音。深くゆっくりと私の中に降りてくる。これからも、観続けたいです!

伊藤華織
2016.11『パール食堂のマリア』写真撮影
2015.11-12『海の五線譜』写真・映像撮影
2015.7『青色文庫』写真・映像撮影

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吉田さん、佐度さん、伊藤さん、ありがとうございます!!
                    
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