旅の途中  |組員日誌 |

お元気ですか?お久しぶりです、小夏です。
先日、旅から戻ってまいりました。
いえ、正しくは、旅の途中の数日間を、東京で過しております。
ご無沙汰してしまったことを、お許しください。

7月、8月、名古屋、兵庫県の城崎、鳥取、再び名古屋、とずっと旅を続けた夏が終わろうとしています。
城崎と鳥取には、旅上手なツバメさんが・・いえ、れいちぇるさんが一緒に来てくれました。(写真は、鳥の劇場でのヒトコマ)
どちらも、その土地の高校生達とワークショップを通して演劇を作るお仕事でした。
名古屋は、お世話になっている劇団うりんこさんにて、子供達に観てもらうお芝居を作っていました。

子供達には子供達ならではの世界とパワーが、高校生達には高校生達ならではの世界とパワーが、あるように思います。
でも、演劇的化学反応を経て、作品世界がある到達点に到着した時、それは、大人が観ても子供達や高校生達が観ても、世代を越えて、とても普遍的な演劇の喜びを感じられるものになる、と信じています。信じていますし、そうでありたい、いっそそうでなければ意味が無い、くらいに思って創作をしています。

城崎での高校生の発表会では、短い準備時間の中でありながら、結晶のような美しい瞬間が沢山生まれました。
劇団うりんこさんとのタッグの『のぼるはがんばる』も、再演を経て、もう一歩作品世界に踏み込めた気がいたします。

9月は再び翼をひらいて鳥取へ、旅上手なツバメさんが・・いえ、れいちぇるさんと一緒に、「鳥の演劇祭8」での高校生達の上演のプログラムに参加いたします。

宮崎で上演する青☆組の新作『海の五線譜』も、ゆっくりと動き出しています。
旅をしてますます、劇団への想いも募り、このメンバーで上演できる喜びと、物語を、心の中で温めてきました。

まだ、旅の途中。
大空にむかって、共に翼を広げることのできる仲間のいることに、深く感謝しています。

吉田小夏

 
                    
| 1/1PAGES |