空は、すっかり冬。
寒い日が続いていますが、皆様お元気ですか?
今年も12月がやってきました。
私は今、名古屋に長期滞在して、劇団うりんこさんと一緒に、親子で楽しむクリスマスの為のお芝居を作っています。
タイトルは、
『のぼるはがんばる』です。
この作品は、東君平さんという方のとても素敵な児童文学が原作になっています。猫が主人公のお話です。
原作があるものを演劇にする場合、上演台本にするために、多くの場合、脚色や翻案が入ります。
今回の戯曲も、原作のエッセンスをぎゅっと掬い取りながら、その中で特に心に響いた視点を前に出してみました。
それは、大切な人を想う気持ちや、誰かを好きと思う気持ちです。
どんな好きも綺麗ごとだけでは語れません。
楽しいだけじゃなく、苦しい時も、滑稽でカッコ悪い時も、あるものです。
でも、そのほろ苦さや痛みも含めて、やっぱり素晴らしいことなのではないかしら、と思っています。
そんなお芝居を作りながら、名古屋のマンスリーマンションで一人暮らしをしていると、東京にいる大切な人達のことを、しょっちゅう思い出します。
今日は、自転車を走らせていたら、綺麗な黄色のいちょう並木の傍らに、こんな建物を発見。
ぷくじゅは元気にしてるかな・・と、思わず自転車を止めてしまいました。
クリスマスが近づくと、いつも、大切な人達のことを思い出さずにはいられません。
そんな静かな温かさが胸に満ちてくるこの季節が、私は大好きです。
みなさまにとって、今年の12月はどんなひと月になりそうですか?
どうか、温かいクリスマスを過ごされますように・・。
小夏