人魚の夜、終幕いたしました。  |組員日誌 |
ご来場いただきました皆様、気にかけてくださった皆様、そして、この企画に関わってくださった全てのみなさま。
本当にありがとうございました。
頼りあるスタッフの皆様と、個性と才能を持って新しい潮風を生んでくれた座組の俳優達に、この場をおかりして改めて感謝いたします。
そして、今までの最少人数である3名でがんばってくれた組員達に、投げキッスを送ります。

先日、20日を持ちまして、『人魚の夜』無事に終幕いたしました。
写真は、打ち上げあけの朝、アゴラ劇場の窓からひとり眺めた東京の朝焼けです。

波打ち際中学校のある、あの架空の海辺の町は、海の泡のように儚く消えましたが、登場人物たちの誰かの名前や、台詞の一言、みんなの歌、まなざし、何かひとつでも、観ていただいた方の心の中に足跡となっていれば幸いです。

本番はいつもありがたく幸せなものだけど、今回は個人的な挑戦も多くありました。
アーティストとしても、主宰者としても、人間としても、女としても。
そのどれも、気張って切り離すことが出来ているようでいて、切り離しても切り離しても、どうにも繋がっているものなのかもしれません。
自分の血潮としてつながっている、ということを再発見したように思います。

舞台写真がまだ完成していないので、写真を待ちながら、また改めて、作品の思い出もFACEBOOKなどでゆっくりとふりかえってみたいと思っております。

たくさんのご感想を、本当にありがとうございました。

ささやかな思い出に、劇中歌だった校歌の歌詞を、
引用させていただきます。
実は、個人的にこの歌は、未来から見た滅びゆく日本の自然への望郷、
消えつつある原風景へ捧げるもの、というイメージで書いていました。

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●波打ち際中学校 校歌  (作詞・作曲 吉田小夏)

日の出ずる 青い海 朝焼けの光
さざなみも優しき ぼくらの故郷(ふるさと)

潮風の子守唄 お魚の恵み
この星の片隅で ぼくらは笑う

歌おう 歌おう 明るい我ら
学ぼう 学ぼう 手をとりあって

楽しい学び舎 波打ち際中学校
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次回は7月、初の吉祥寺シアター!
『人魚の夜』は、「未来の昔話」シリーズでしたが、
次は『パール食堂のマリア』や『午后は、すっかり雪』に続く、久々の、「個人史の中の日本」シリーズです。
吉田小夏が自身の先祖を取材して描いた作品、『星の結び目』を上演いたします。

詳細は随時、HPで公開いたします。
どうぞ、お楽しみに♪

吉田小夏


 
                    
あたらしい町  |組員日誌 |
写真.JPG
いよいよ、寒さが厳しくなって参りましたね。
みなさま、2014年!どんな風に始まりましたか。
わたくし福寿は、やっとこさ青☆組の現場に顔を出すことが出来ました。
なるほど。。。
離れて気づくことは、たくさんありますが、まだ数回しか会っていない出演者の方々までも、あたたかい笑顔で迎えてくれました。
あぁ、この感じ。これはお客様にも絶対に味わっていただける!と、とっても嬉しくなりました。
そしてそこには、ヤキモチを焼くくらいに、素敵な町が出来上がっていましたよ〜!音と光が合わさって、みんな、それはそれは楽しそうに町の中で暴れておりました。
息子が泣きだしたので、ほんのちょっとしか覗けなかったのだけど、初日に向かって職人たちが着々と調整を続けている姿は、美しかった!
そして、この作品、小夏フリークの皆様には、たまらないワードがチラリ出てくるんです。随分前の作品でも出てきていて、そんな繋がりも楽しんで頂けたら嬉しいです。

いよいよ、始まります!!
劇場を、あたたかくしてお待ちしております。

ぷくじゅ
 
                    
花の男優陣  |組員日誌 |
みなさまこんばんは。
青☆組の最新作、『人魚の夜』は初日に向けてちゃくちゃくとすくすくと育っております。

本日は、出演者の渋谷はるかさんのお誕生日でした。
サプライズでお祝いをして、素敵な男優陣と一緒に記念写真をパチリ。

先日は、花の女優陣をご紹介しましたが、男優陣もまた、様々に個性溢れる、魅力的な面々でございましょう?

まるで、世代別イケメン図鑑のようですが、肉声としてのことばにこだわっている青☆組ですから、魅力に溢れているのはその声もまたしかりです。
音、光、空間、人々、ことば、物語、・・とても不思議な世界観が立ち上がってまいりました。
ぜひ、劇場に体験しにきてくださいませ。

花の女優陣と、男優陣が、どのような共演を見せるのか、どうかお楽しみに!

小夏
 
                    
学び舎の友  |組員日誌 |
こんにちは!小夏です。
青☆組は、絶賛仕込み中・・。
アゴラ劇場の中に素敵な舞台美術が登場し、『人魚の夜』の世界観が色濃くなってゆきます。

仕込みの日は、制作のまいまいちゃんが作った賄いのご飯が出ます。
美味しいまいまいご飯は、私たちの元気の源。
本日は、カレーでありました。

写真は、お昼ご飯休憩の時のひとコマ。
青☆組のれいちぇること、大西玲子嬢と、青☆組初参加の、文学座の渋谷はるかさんです。
実はこのふたりは、文学座の研究所の先輩と後輩。
同じ学び舎で演劇を学んだという縁を持ち、年が近いこともあって、お互いの研究所時代を知っているのです!
学び舎が同じというのは、不思議なものですね。
個性は違えども、私はこのふたりに、文体や言葉、文学、というものに対する感受性の面で、何か通じるものがあるように感じています。

若き演劇少女だったふたりが、こうして大人の女優として再び出会い、今回、めぐりめぐっての共演となりました。
さて、ふたりがどんな役柄で登場するのか、どうかお楽しみに!!

開幕まで、あと僅か。
初日は1月10日。

皆様と、劇場でお会いできるのを心から楽しみにしております☆

吉田小夏
                    
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