お茶と空間  |組員日誌 |
先日、珍しく銀座で用事ができ、大切な用事だったので衿を正して出かけた。
帰り道、雨がぱらつきだしたことと、用事を終えて一息つきたくてたまらなかったのとで、とにかく目の前に現れた喫茶店に飛び込んだ。
風月堂でありました。

打ち合わせのあとや、観劇のあと、少し昂ぶった気持ちをクールダウンしつつ頭の中を整理する為に、お茶の時間をとることを大切にしている。

贅沢できる身分ではありませんが、お茶とお食事については、あまり財布の紐をしめすぎないようにしている。
ひとりの時でも、落ち着けるお店に入るようにしている。

まとう空気というのは、その人に染み付くものだと思う。
だから着るものを選ぶように、いいえ、それ以上に、身をおく空間を選ぶのは大事だ。
身をおく空間が良くないと、心と瞳が痩せてゆく。
そう思う。

そう思うのあれば、さて、まずはお部屋の掃除をはじめるとしましょう。
と、自分をたしなめる今日この頃。

−ウィリアム・モリスいわく、

「美しいと思わないものを、家に置いてはならない」
とな。

むむむ。

小夏

                    
向こうからやって来るもの  |組員日誌 |
こんにちは、藤川です。
ある作家の著作物の影響を受けてそう考えるようになったとか、あることを学習してそう行動するようになったとか。
自分から積極的に働きかけて何かを得ていくのとは別に、何の前触れもなく向こうからやって来る思いがある。
「死ぬ」という思いがやって来たのは、小学四年だったか、五年だったか? 昼間だったか、真夜中だったか?
自分だけがこの世からいなくなって
僕の周りの現実は依然として在るということ。本当に!?
測り知れない力でどこかへ吸い込まれて、点になるまで吸い込まれていく。
それは空恐ろしい時間だった。

猫は死ぬ時、身を隠すという。
象は死ぬ時、どこかへ消えるという。
僕も死ぬ時、人知れず旅立ちたいと思う。
これも向こうからやって来た思いだ。
なんだろう、これ?
藤川修二
                    
きらり。  |組員日誌 |


みなさま、こんにちは。
大西玲子です。

ぷくじゅのお誕生日をお祝いした日みんなの顔を見ていたら、なんだか☆を飾りたくなったので、今私の指先には☆がキラキラしています。

ジェルネイルは私の大好きな趣味のひとつ。
無駄な事を何一つ考えずに集中出来て、終わると頭がスッキリするし、ツメは可愛くなるし、一石二鳥です。
手は常に目に入る所だから、綺麗にしているととても楽しく明るく生活できます。
ふふふ。

ピンクのドットに☆は、少し幼すぎたかしら...
でも、こんな時があってもいい。

また紹介させてくださいませ。


大西玲子
                    
バースデー!  |組員日誌 |
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こんばんは!荒井です。
皆さん、中秋の名月ですねー!
今日は劇団会議&福寿の誕生会でした!
劇団のあーだこーだ話した後、皆でケーキ食べました!
ながーい話合いだったけど、ケーキが出て来きたらみんなニコニコに!!
ありがとうケーキ!9月生まれでありがとう福寿さん!ケーキなどの手配ありがとうレイチェル!ナイスチョイス!




                    
つながり  |組員日誌 |
またまた台風がきているようですね。
連休が始まったと思ったら、明日、明後日、降水確率100%!と断言され。
どうしようもないのに予定をくるくる頭で回しておりましたら、早くもザザーッと、もの凄い雨音が。。。
通り雨なんでしょうか。

今日は、キラリ☆ふじみへ、青☆組でお世話になっている羽場さん、天明さんの芝居を観に、なんだか小旅行な気分で行って参りました。

いい所ですね〜
自然に囲まれた広い空間。もぅそこに向かうことだけでも、ちょっと東京から離れて心の洗濯が出来るような。
更に、今回、再演であるこの作品に、心を鷲掴みにされ、笑って笑って嗚咽。。。
母の強さと懐の深さが身にしみて。
いやぁ、よかったなぁ〜と劇場を出ようとすると、そこには青☆組、御三家である強力スタッフ、照明イトキン&音響泉ちゃんが!
もちろん美術は濱ちゃん。。。
あぁ、またまた家族のようなスタッフ陣の仕事に唸り、更にお客様の中にも青☆組の仲間や10代からの仲間を発見し、つながっていることに、嬉しくなった1日でした。

ぷくじゅ
                    
夏の名残  |組員日誌 |
 お隣に住む大家さんのうちの庭先には、夏の間中、白やピンクの芙蓉の花が咲きます。

子供の頃は、薔薇やカーネーションの方がずっとお花らしく思えて、おおきくて薄くひらひらと儚すぎるのが、なんだか苦手だった、芙蓉のお花。
夏の花。
大人になってみると、その夏らしさがいつのまにか好きになり、「パール食堂のマリア」では作中の重要なキーワードとして、この花を使いました。
今思い出してみても、やはりあの作品は、私と青☆組にとって、何度目かのターニングポイントだったのだなと思います。
劇団化してからの、最初の作品ですものね。

それから、毎年夏になって芙蓉の花を見ると、必ず、作品のことも思い出すようになりました。

しぼんで地面に落ちた花。
ぐるっとひとまわりして、またいつかの時代に、咲きますように。

夏の名残に、ふと立ち止まった午後でした。

小夏

                    
しゃくら  |組員日誌 |
朝晩涼しくなって汗のかき方もずいぶん違ってきましたね。
こんにちは、藤川です。
友達が石牟礼道子の「みなまた 海のこえ」を抜粋して大道でやるというので僕も読んでみた。
やっぱりこの人は大変な人だなと思った。俺なんか近付けないんじゃないかと。
別の作品の中にこんな詩のような言葉が出てきます。
「なあ かかしゃん かかしゃん
しゃくらのはなの 咲いとるよう
美しさ(いつくしさ)よ なあ
なあ しゃくらのはなの
いつくしさよう
なあ かかしゃん
しゃくらの はなの」
いやあ、写してるだけだというのに、僕は‥。
八歳の女の子が死ぬ間際にみたまぼろしの花だそうです。
はっきり言えることは、今の僕には
この女の子のみた美しいさくらはひっくりかえっても見られないということです。
こんな僕でも秋の虫の音はこころにしみます。
藤川修二
                    
ピピッ♪  |組員日誌 |

みなさまこんにちは。
大西玲子です。

しろーちゃん出演の公演に足を運んでくださった皆様、応援してくださった皆様、ありがとうございました!!
私も勿論観に行きました。
なんだか、親族の気分で。
出てくるともう、
転ばないで〜とか、
衣装とかが気になって気になって
母がいつも私に言ってくれること等思い出しました。。。

さて。
私もひとつ動き始めた作品があります。
先日顔合わせと本読みがありました。
とても良いものになる予感でいっぱいです。
そしてとても贅沢です。幸せー!!
早くお知らせしたいです♪
ご期待ください。

夜、涼しくなってまいりましたよね。
知らないうちに身体が冷えていることもありますので
どうぞお身体ご自愛くださいませ。



大西玲子
                    
閉幕しました!  |組員日誌 |
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荒井です。
東京五輪来ましたね〜!!
おめでとうございます。

さて、ご挨拶遅くなりましたが、箱庭円舞曲「僕にしてみれば正義」無事に終演いたしました。
3日間と短い中、お時間調整して見にきてくれた皆さんありがとうございました!
次回は来年1月の青☆組公演になります。
ご期待くださいませ。

                    
自由  |組員日誌 |
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一気に涼しくなりましたね。
急な気温の変化に体調崩されておりませんか?

わたしは最近、慣れ親しんだ町と家に別れを告げ、新しい町に住みはじめました。
なんだかんだと引っ越しも終わって家を明け渡す、最後の掃除をモクモクと行った真夜中。。。
いろんな掃除用具や洗剤を試したけれど、やっぱり一番汚れが落ちるのは重曹だわっ!なんて、ほくそ笑みながら壁の黄ばみを落としていたら、なんですか夜中のテンションやら疲れも手伝ってか、急にこの家で過ごした思い出が溢れ出し、泣けて泣けて仕方なく、夜中においおい言いながら、ひたすらに壁を磨きました。
もぅ引っ越しを終えた、冷蔵庫も扇風機もない暑い家で、ほとんどTシャツ一枚、カーテンもないのに電気をコウコウとつけ、長年の汚れを全て洗い流すかのように、自分の中のドロドロも出しきった夜。

もぅ、これ以上は綺麗にならん!すっきり、さっぱり胸を張って、この家を引き渡すことができる!と深夜、新居に帰りました。

次の日、不動産屋さんがいらっしゃり、モロモロくまなくチェック。
そしてポソっと
「ほとんど、そのままの状態でお返しすることができますね。ただ一点、壁の黄ばみだけは、どうしても落ちませんので、張り替えさせていただきます。また、敷金の方から引かせていただいてご連絡差し上げたいと思います。」

トホホ。。。
結局、わたしの中の汚れだけこの家に引き取っていただいて、あとは御清算と相成りました。
チャンチャン。。。

ぷくじゅ


最後に、宮崎駿さんの忘れられない一言を。

「ぼくは自由です。といって、日常の生活は少しも変わらず、毎日同じ道を通うでしょう。土曜日が休めるようになるのが夢ですが、そうなるかどうかは、まぁ、やってみないと判りません。ありがとうございました。」

人間・宮崎駿、72歳の出発!!素敵だなぁー
                    
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