9日目の嫁入り  |17-キツネの嫁入り |
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演出助手の城間です。

写真は、キリリとしたぷくじゅさん。
その後に満面の笑顔を向けてくれました!

6月に入りましたね。
段々と夏の気配を感じます。
キツネの嫁入りは今日で9日目でございました。

公演が始まる前に、ストレッチをしたあとちょっとしたゲームをするのですが毎日にぎやかでとても面白いんです。
たくさん笑って、心も身体もほぐれて本番に向かいます。


昔話、というと様々ありますよね。
キツネの嫁入りを観る前、観た後でも、子どもの頃を思い出して好きだった本を読んでみると懐かしい気持ちやあの頃とはまた違った気持ちになれるかもしれませんよ。

一つの作品で、自分の意識や世界が広がっていく、演劇とはなんて人の心を揺さぶるのだろう。
私も、人になにかを伝えられるようになりたい、と強く思いました。

今日もたくさんのお客さまに観に来て頂きました。
ありがとうございます。
いよいよ明日、千秋楽です。
明日で、キツネの嫁入りはお終いでございます。
どうか、どうか、観に来てください。
きっと、ひとりひとりなにかを感じるはずだから。



                    
一週間  |17-キツネの嫁入り |
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演出助手の片山です。
7日目が終了いたしました。
「キツネの嫁入り」が皆様にお目見えしてから早一週間が経ちました。

時間の流れは早いものです。
劇場に一日いるとますますそう感じます。

まだまだ終わらないと思っていた今回の公演も残り3日です。

この機会を逃すと次はいつ見られるかわかりません。
もしかしたら来年見れるかもしれないし一生見れないかもしれません。

ご予約はお早めに。

このお芝居を見終わったあと、ふとさだまさし師匠の「関白宣言」を結婚式で流したのを思い出しました。
あれはお色直しで再入場する際に流したと記憶しています。
場内の温かな失笑を買ったことも記憶しています。
あまりにも有名なので御存知の方も多いと思いますが、あの歌は男の弱さ、身勝手さ、だけど憎めないいじらしさがユーモラスに描かれています。

「子どもが育って年をとったら
おれより先に死んではいけない
例えばわずか一日でもいい
おれより早く逝ってはいけない
何もいらない おれの手を握り
涙のしずく ふたつ以上こぼせ
おまえのお陰でいい人生だったと
おれがいうから 必ずいうから」

おまえを嫁にもらう前に言っておきたい事がある、かなり厳しい事もいうが、しっかり聞くように、と始まって、結局はどうか最後までおれのそばにいてくれ、と懇願するのです。

それに比べ女はたくましい、男を立てながら、舵をとって、尻を叩き、人生の荒波を二人三脚で乗り越えさせるわけです。

女の強さ、強かさ、男の弱さ、
いじらしさが今回のお芝居の裏テーマのような気がします。

今回小夏さんが悩んだ末に決めた配役は、結果として、この物語の着地点の一つにそれを選んだのだと思います。

「おれの愛する女は生涯おまえただ一人」

人生を80年と考えれば膨大な人生の時間の中でこの誓いはあまりにも無謀で、美しすぎますが、この誓いを守り通した男がいるとしたら、彼はなにを語るのか。
どんな言葉を伝えようとするのか。
小さな劇場の中の小さな世界でその言葉を今日も青☆組は丁寧に紡いでいきます。

写真はまだ劇場入り前の稽古風景です。
みんなでアップしてます。
ドラゴンボール世代なので気功波を出そうとしているのかもしれません。
千秋楽にはかめはめ波を出せるようになるかもしれません。


                    
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