2011.08.13 Saturday
このお話は続きます。どこかで。 |15-パール食堂のマリア |
閉幕から一週間たちました。
皆様いかがお過ごしですか?
ブログの締めくくりをしておらず失礼しました。ぼっこでございます。
一週間、片付けと疲労回復に勤しみ、久しぶりの余暇に酔いしれ、酔いしれついでに少しオイタまでしちゃった…あはは。いや足をくじいただけだよ!すぐ治るよ!ごめんよ!
さて。千秋楽までの集客数がなんと1000人を突破し、決して交通の便がよろしい場所ではないのに、たくさんのお客様にご来場いただき、本当に感謝しております。ありがとうございました!
今回は「群像劇」と銘打っての公演でした。
その名の通り、キャストも大勢13人。たくさんのキャストで舞台を構成しました。いつもご覧頂いていた方には異色の作品だったかもしれません。新しい劇場、新しいキャパシティ、劇団としての船出。考えられた作品が、このお芝居でした。
打ち上げもいつもよりさらに盛り上がりました(笑)
そして脇をガッツリ支えてくれたお馴染みのスタッフ。今回はお客様に「美術が素晴らしい」「照明がすてき」などのアンケートもいただきました。音響も冴えてたねー!!鴎の声と共に、すぐにあの舞台が蘇ります。
劇場の森元さん、森川さん初め、劇場スタッフさまにも暖かいご支援をいただき、拙い私達を支えていただきました。快適でした。この場を借りてお礼申し上げます。
新メンバー、新しく参加してくれたスタッフ、みんなで今年の夏の芝居を作り上げました。
今回、お芝居を作るにあたり、小夏の心を通りすぎた震災の大きな風。
私がやったMという役は、街を俯瞰して見る、そして祈るシーンがあったのですが、
いつもあの震災のイメージが頭をかすめてました。いや震災だけでなく、歴史に埋もれて消えた、たくさんの命が、美術の扉から、灯籠から、トンネルの隙間からやってきて…私は祈る。
毎回毎回、そんな事を繰り返してました。
きがつけば、初日は灯籠流しの日でしたし、原爆の日なども通過した芝居でした。
私達とお客様がみんなで「祈った」芝居だと、私は思います。少しでもこの思いが共有できますように。
劇団としての船出、航海は続きます。
芝居は終わっても、パール食堂はいつでも開いてます。世界のどこかで。寂しくなったら遊びにきてね。
鴎の声と共に、あなたを出迎えます。
また会う日まで。
ご来場、ありがとうございました。