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自由になるということ。  |組員日誌 |


こんにちは。
大西玲子です。

先日、ある高校の演劇部の公演に足を運んだ時のこと。

2018年度秋季地区発表会上演作品の再演公演。

とても自由に瞬間を楽しみ、お互いに幸福も悲しみも共有し刻み合っている、そしてそれが客席にきっちり手渡され、拡がっていた。
時間とか、たたかいとか、なんにも気にしなくて良い空間での公演。
みんなが、終始、これまで関わった方々へお礼の気持ちを届けるような居方だったのが胸を打った。

夏から笑って泣いて駆け抜けた最後の上演、客席でまるっと堪能した。
一挙手一投足毎、この作品がほんとうの終幕に向かっている、という事実が、スタッフ含め全員の身体を包み独特な光りを放つ。
それでも前へ前へ進んでゆくエネルギーに、客席が揺れていた。
ここまでに作っては消し、作っては消ししてきた小さな作品の欠片をいくつも覚えてる。。宝物です。

合唱部の方々が顧問の先生と全員でいらして、寄り添うように観劇して下さっていた。
方法は違えど、集団で表現を追求する同志の姿、といった感じで、私まで励まされる。
教頭先生をはじめ、先生方が本当にたくさん来てくださっていたことも嬉しかった。
(これは、職員会議の終わり時間によって開演時間が変動するかもしれない、という部員のアナウンスにも「観て欲しい」という気持ちがあらわれており、それが伝わったのではないかとも。応えて下さる先生がこんなにいらっしゃることが、また再び彼らに勇気と希望を与えただろうと思う。)
後ろには立ち見の先生も……よよ、落涙。
みなさんいつも目の前にいる生徒の全く違う一面を発見し、高揚したような雰囲気でニコニコ(とかにやにやとか、兎に角、口角が上がっていた)お帰りに。
生徒のご親戚、お友だち、他校の学生たち、他、作品を好きになってくれた方々のご来場にも感謝。

引退した3年生が母性と父性で見守ってくれていたのにも感動した。
確かに、彼ら(そしてもっと上の歴代の部員たち)が繋いだキセキだと思う。


大西玲子