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水は流れる  |組員日誌 |


怖い夢を見た。

今までのやり方では間に合わず、通用しそうにないのである。周りは自由で愉しそうにやっている。間違ってもへっちゃらの様子である。僕にはとうてい出来そうにない。どうする?

この場から一刻も早く逃げ出すか?

それとも、気持ちを一新して出直すか?

夢から醒めても、まるで現実に起こったかのように動揺している。

いつもの公園に行くことにした。朝6時である。

早くも10人位の人が歩いている。いや、20人はいるだろうか。2、3人が走っている。枯れ葉と落ち葉で埋まっている区画がある。両側の樹に挟まれているコースである。カラスがいる。猫がいる。

ベンチの背を利用して屈伸している人がいる。犬と一緒に座っている人がいる。

橋の上に来た。普段は気にも留めず通り過ぎる所である。かすかに水が流れている。屈んで眺める。水を眺める。

初めて見るように、水を眺める。

あの夢は、僕に何を知らせようとしたのだろうか?


藤川修二