劇団化5周年に寄せて 17  |5周年お祝いコメント |
*青☆組5周年に寄せていただいた、お祝いのコメントをご紹介*

今回は、宮崎の地で素晴らしい演劇を発信し続け、『海の五線譜』宮崎公演でもたいへんお世話になりました、こふく劇場の永山さんと、同じく宮崎に住む『きつねの嫁入り』で演出助手を務めてくれた俳優の片山さんからのコメントをご紹介します!

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見上げると空があって、まあ、雨が降っていたり、曇っていたり、晴れていたりするのだけれど、そこに風が吹いていて、なんだかその風に乗っていけば、遠くに暮らす大事な人たちに、また会えそうな気がして、そういえば、あの人たちは、今日も元気に過ごしているかな、と、ふと思い、ゆっくり手紙でも書きたくなる。
 そんなふうに、宮崎の空を見上げながら、遠くにいる青☆組のみんな、ひとりひとりの顔を思い浮かべることがたまにある。
 だから、青☆組が、今日もそこにいてくれる、そのことにただ、ありがとう、と、いま、つぶやいてみるのです。

永山智行
劇団こふく劇場 主宰

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劇団化5周年おめでとうございます。
私事ですが、この5年の間に人生において大きな動きが何度もありました。
それでも青☆組の皆さんとの縁は不思議なことにずっと続いております。おこがましい話ですがおそらく青☆組というカンパニーは私の人生になくてはならない存在なのだと、だから神様的な何かが繋ぎ止めてくれているのだと、そう思っております。
きっと青☆組の周りにはそういう人が全国津々浦々にいて、そんな人たちの人生の一部として青☆組はこれからも必要とされるのだと思います。
10年後、20年後、そしてその先も私は客席で青☆組のみなさんに拍手を送っている、そんな未来を望んでいるのです。

片山敦郎
2012.5-6『キツネの嫁入り』演出助手

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永山さん、片山さん、ありがとうございます!!
                    
劇団化5周年に寄せて 16  |5周年お祝いコメント |
*青☆組5周年に寄せていただいた、お祝いのコメントをご紹介*

今回は、『パール食堂のマリア』初演時、素敵な記事を書いてくださった園田喬しさんからのコメントをご紹介します!

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青☆組の過去公演で、僕が最も好きな一作は(劇団化以前の作品ですが)vol.10『花とアスファルト』です。
とある団地に一人の女性と一匹のクマが引っ越してくるお話で、女性は羽場睦子さんが、クマは荒井志郎さんが演じていました。
この女性とクマが、とても上品な「紳士淑女」なのです。あの二役の佇まいは青☆組ならではの魅力だと当時思いましたし、今でもそう思います。
青☆組の作品はいつだって上品。それを一徹している姿に創作への強い意志を感じます。
頑固者、なんですよね、意外と。だからこそ足繁く公演へ通っちゃうんですけど。劇団化5周年おめでとうございます。

園田喬し
(演劇ライター/編集者)

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園田さん、ありがとうございます!!
                    
劇団化5周年に寄せて 15  |5周年お祝いコメント |
*青☆組5周年に寄せていただいた、お祝いのコメントをご紹介*

今回は、『海の五線譜』に出演していただいた日高啓介さんの所属する劇団、FUKAIPRODUCE羽衣の主宰、深井順子さんからのコメントをご紹介します!

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五周年、おめでとうございます。たくさんの作品はまだ観ることが出来てないのですが、以前観ました「海の五線譜」素晴らしかった!海の音と色と景色とそこに生きる人や影が見えて。所属する俳優さんがまた素敵なんだなー。品があって色気があって。うちの劇団にはいないタイプの人たちです(笑)。小夏さんの、作品に寄せる心が好きです。誠実であろうとする。私達に伝えてくれようと。それを受け取ったとき、なんとも言い様のない心地の良さがあたしを包みます。海のように。
青☆組のこれからがますます楽しみだっ!

深井順子
FUKAIPRODUCE羽衣 主宰
2015.11-12『海の五線譜』アフタートークゲスト

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深井さん、ありがとうございます!!
                    
劇団化5周年に寄せて 14  |5周年お祝いコメント |
*青☆組5周年に寄せていただいた、お祝いのコメントをご紹介*

今回ご紹介させていただくのは、『モモ』でもたいへんお世話になりました、Theatre Ort 主宰 倉迫康史さんからのコメントです!

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観劇に行くと、終演後、同じ回を観ていたであろう吉田小夏さんが、感想を関係者の方に熱心に伝えている姿をよく目にする。
その一生懸命な姿に「ああ、この人は演劇を言葉にすることに誠実なのだな」としみじみ感じ入る。
そんな小夏さんが作ったチーム、青☆組。
劇団員の方たちとお話しするとき、同じ誠実さを感じ、こちらも自然と日本語を丁寧に紡ぐようになる。
すると、日常会話なのに不思議と青☆組の作品のような、ふわっとした時間が生まれる。
そういうとき、日常会話にも劇団のカラーが出る、というのは本当だなと思う。
すてきなチームです、劇団青☆組。
青☆組の皆様、そして青☆組ファンの皆様、劇団化5周年おめでとうございます。

倉迫康史
(Theatre Ort 主宰/たちかわ創造舎チーフ・ディレクター)
2015.11-12『海の五線譜』アフタートークゲスト

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倉迫さん、ありがとうございます!!
                    
劇団化5周年に寄せて 13  |5周年お祝いコメント |
*青☆組5周年に寄せていただいた、お祝いのコメントをご紹介*

今回ご紹介させていただくのは、これまでに客演として大活躍して下さったこの御三方です。

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私にとって青☆組初体験である『パール食堂のマリア』に時を移して再び出会えるのはこの上ない喜びですね。
2年前に参加した『星の結び目』を最後に演劇から離れている僕にとって青☆組は間違いなくメモリアルな劇団だし、作品創りに携わる中で青☆組が良質な舞台を生み出し続けている理由を垣間見た気がしました。
その瞬間から5年後、10年後の青☆組を必ず体験しようと密かに心に誓っています!
この5周年を通過点に、益々のご発展を!

多根周作
2014.7『星の結び目』出演

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お正月や夏休みに訪れる田舎。
ふと思い出してはみんなどうしてるかなと心をめぐらす場所と人。
この世とあの世の境い目のような空間。時々夢に出てくる人たち。
僕にとっての青☆組はそんなところです。
だから、これからもそこに在り続けて下さいね。

田村元
2015.7・2012.4『青色文庫』出演
2014.1『人魚の夜』出演
2012.5-6『キツネの嫁入り』出演

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出会いは2009年の冬。アトリエ春風舎で「午后は、すっかり雪」を観劇しました。家に帰って、母の顔を見た途端、涙が溢れて台所に座り込んでしまったのを覚えています。15歳だったあの時、なにに心動かされたのか、なぜ腰が抜けるほど泣いてしまったのか、今ではあまり思い出せません。青☆組と、吉田小夏さんの作品には、思い出せないなにかと、思い出したいなにかが、温かく残酷に詰まっていて、こっそりひとりじめしたくなっちゃうんだ。

劇団化5周年おめでとうございます!

井上みなみ
(青年団)
2012.4『青色文庫』出演

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多根さん、田村さん、井上さん、ありがとうございます!!
                    
劇団化5周年に寄せて 12  |5周年お祝いコメント |
*青☆組5周年に寄せていただいた、お祝いのコメントをご紹介*

今回ご紹介させていただくのは、多方面でご活躍の田上パル 主宰、田上豊さんからのコメントです!

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青☆組という名前を初めて見たとき、聖闘士星矢のような演劇なのかと勝手に想像したことを覚えています。☆の文字が印象的で…。実際に拝見してみると、戦闘やキラキラした鎧こそ出てきませんでしたが、そこには「銀河」のような奥深い人間の営み(風)に溢れていて、聖闘士星矢くらい衝撃でした。
劇団が5歳になった今、どんな風が舞台上に漂っているのかとても楽しみです。青☆組は、見に行くというより風を感じに行く、そんな劇団だと思います。

田上豊
田上パル 主宰
2012/12-13/01 『初雪の味 -鎌倉編、会津編、2バージョン上演- 』アフタートークゲスト

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田上さん、ありがとうございます!!
                    
劇団化5周年に寄せて 11  |5周年お祝いコメント |
*青☆組5周年に寄せていただいた、お祝いのコメントをご紹介*

今回ご紹介させていただくのは、衣装、演出助手、撮影と、それぞれの分野で私たちを支えて下さっているこのお三方からのコメントです!

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5周年おめでとうございます。
Vol.18『マリオン』に衣装で関わらせてもらったのが2013年でした。当時3年目?降板もあったけど公演をやり遂げたのは劇団力の賜物の筈
劇団員は皆演劇に懸命で、小夏さんはじめクールに見えて熱い連中です
邂逅の瞬間を紡ぎ出す大好きな劇団です、この先も紡ぎ続けて欲しい

吉田健太郎
2013.6『マリオン』衣装

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劇団化5周年おめでとうございます。
私が初めて青☆組を見たのは、「忘却曲線」でした。
どストライクでした!魅了されました!!あの日から青☆組ファンです。
「星の結び目」では演出助手をさせて頂き、青☆組の作品に関われて幸せでした。
そしてまた、劇団化5周年記念第一弾「パール食堂のマリア」をお手伝いさせて頂ける事がとても嬉しいです。
青☆組の益々のご活躍を心から祈っております。

佐度那津季
2016.11『パール食堂のマリア』制作助手
2014.7『星の結び目』演出助手

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青☆組さん、5周年おめでとうございます!
青☆組さんと向き合う時、レンズを通し、そこに本当に生き切っている人が見える。過去があり今を生きている、そして、それは私でもあり。いつも心に沁みる丁寧な優しいコトバと役者一人一人の声の音。深くゆっくりと私の中に降りてくる。これからも、観続けたいです!

伊藤華織
2016.11『パール食堂のマリア』写真撮影
2015.11-12『海の五線譜』写真・映像撮影
2015.7『青色文庫』写真・映像撮影

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吉田さん、佐度さん、伊藤さん、ありがとうございます!!
                    
劇団化5周年に寄せて 10  |5周年お祝いコメント |
*青☆組5周年に寄せていただいた、お祝いのコメントをご紹介*

今回ご紹介させていただくのは、箱庭円舞曲 主宰、古川貴義さんからのコメントです。これまで、幾度劇場に足をお運びいただいたことか……

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劇団化5周年、おめでとうございます。
2010年6月の公演『恋女房達』でアフタートークにお招きいただいて以来、都合10回くらい?連続でお招きいただき、アフタートーク専属の裏劇団員として、陰ながら応援しておりました。

2012年→2013年の青☆組年越し公演では、名作『初雪の味』を会津弁に翻訳、さらに演出までさせていただきました。有り難く、そして楽しかったなあ。吉田小夏組長と、鎌倉編VS会津編の演出対決ができた(勝負ではない)のも嬉しかったですが、何より、組員の方々と客演俳優たち、初めましてなスタッフさんたち、そして温かいお客様がたと過ごしたあの特別な時間は、思い出すだけで、しんみりと心穏やかになります。

しんみりと穏やか。
一見、和やかで優しい作品創りをしているように見える青☆組ですが、実はその奥底に、人間の本質を捉えた冷徹で鋭い視点があります。
そこが、青☆組が「青☆組」たる所以でしょう。
それがなかったら、「赤▼組」だったかもしれないし、「金◎組」だったかもしれない。「ピンク■軍」だったかもしれないし、「青◇団」だったかもしれないし、「ビリジアン※班」だったかもしれない。
「青☆組」で本当に良かったと思います。

来年は6周年ですね。本当におめでとうございます。
何周年でもお祝いいたします。
これからも、何年経っても、「青☆組」でしか観られない作品をずっとずっと生み出し続けてください!
再来年は7周年ですね。おめでとう!

古川貴義
箱庭円舞曲 主宰
2014.7『星の結び目』アフタートークゲスト
2014.1『人魚の夜』アフタートークゲスト
2013.6『マリオン』アフタートークゲスト
2012.12-2013.1『初雪の味』会津編 演出
2011.7-8『パール食堂のマリア』アフタートークゲスト

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古川さん、ありがとうございます!!
                    
劇団化5周年に寄せて 9  |5周年お祝いコメント |

*青☆組5周年に寄せていただいた、お祝いのコメントをご紹介*

今回ご紹介させていただくのは、劇団化前から何度もお力をお借りしています、このお二人です。

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青☆組さまへ
劇団化5周年だってねぇ。早いものです。
私が青☆組に出させてもらったのは劇団化1作目の舞台でしたか、 このたびの再演観させてもらえるのを楽しみにしています。
徐々に作風も変わっていったのも劇団だからこそなのでしょう。 10年20年と不朽の名作を生みだしていく姿を見させていただけ ればと思います。
とにかく、おめでとうございます。

足立誠
(青年団)
2011.7-8『パール食堂のマリア』出演

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五周年おめでとうございます!
私が初めて青☆組に参加したのは、2003年秋、「 月とスプーン」。
まだ青年団若手自主企画vol.12という作品でした。
それは恐ろしいお話で、日本のどこかの家族の寓話。 とありましたが、若い女性がよくこんなお話を巧みに書けるなと、 びっくりさせられました。
小夏さんの世界は一見普通の人達の、性、 業といった事も美しい日本語でくるみ、 普遍的な世界に昇華させる。
そんな世界が大好きです。
これからもどんどん進化し続ける青☆ 組にエールとラブコールを送ります。

羽場睦子
2012.12-2013.1『初雪の味』出演

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足立さん、羽場さん、本当にありがとうございます!


                    
劇団化5周年に寄せて 8  |5周年お祝いコメント |

*青☆組5周年に寄せていただいた、お祝いのコメントをご紹介*

今回ご紹介させていただくのは、青色文庫にて文豪を艶やかに演じてくださいました、キコ/qui-co. 主宰、小栗 剛さんからのコメントです!!

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青☆組との出会いは、私の演劇グループ「キコ/qui-co.」の旗揚げ準備の時期でした。
同い年の小夏さんと昭和への憧憬や食事シーンへの執心、はたまた、ドラえもんについての話題で盛り上がったのを覚えています。
初めて拝見したのは「恋女房」だったか。私とはまったくもって間逆な作風でありながら、どこか根底に共通する「拘り」を感じ、幾度と無くお話する中で、なるほど「ことば」なのだなと思いました。
まだ劇作家として駆け出しだった私は、小夏さんとの会話の中で、自分が「ことば」に拘る詩人であることを知るに至りました。
吉田小夏という詩人との邂逅は私にとって大切な出来事です。

今、コメントを寄せるにあたっていろいろ思い返しています。
最近はありませんが、何度か夜中に電話してエールの交換などをした青春の記憶がたまりません。
劇作家のともだちのいなかった私にとって、勇気や、支えになりました。

青☆組が劇団となった時、とても嬉しく、そして羨ましく思いました。
それからもう、五年なんですね。

こなっちゃんも、青☆組も、
同じ表現者として、いつも意識する存在です。
今の青☆組の舞台には、あれから手に入れたことば、磨かれたことば、旋律と化したことば、あるいは捨ててしまったことばの亡霊、たくさんのことばが5年分の原風景となって立ち昇って、愛しく匂うのでしょう。

5周年に、おめでとうとは言いません。
まだまだ、私の前に立ちはだかる嫉妬の対象でいてください。
私は卑しくも、静謐な心持で青☆組の「ことば」を観にいきます。

うん。いや。
やっぱそういうのだめ。

おめでとう!青☆組!


小栗 剛
キコ/qui-co. 主宰
2012.4『青色文庫』 出演

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小栗さん、ありがとうございます!!

                    
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