会えない時間のすごしかた  |組員日誌 |

ご無沙汰しております。

大西玲子です。

 

いまは組員たちがそれぞれの地で、それぞれのお仕事をしておりますので、なかなか会えません。

そんなとき、わたしは、写真をあさります。

 

↓↓↓小夏ちゃんが撮ったわたし

 

↓↓↓福寿さんが撮ったわたし

 

↓↓↓杏文さんが撮ったわたし

 

年代の違う、その人の見たその時のわたしです。

わたしは、わたし以外の人の中にしか居ない、ような、気がする時がある。

だから突然に音もなく消えてしまったらどうしよう、いや、どうなりもしないか、とか。

今、夏から宮崎に滞在して出演する、劇団こふく劇場さんの『ロマンス』の戯曲を読んで、そして12月の小夏ちゃんの『十二月八日』を読んで、そういった、“わたし、という存在”について、考えることが増えました。

 

これから、どんなわたしに、どんなあなたに、会えるのでしょうか。

 

 

大西玲子(修さんにも今度撮ってもらおう)

                    
この時期の楽しみ  |組員日誌 |
今年も残り数ヶ月。
秋風が涼しい日々がやってきました。

この時期の私の一番の楽しみは、睡眠です。
新調した抱き枕をかかえ、お気に入りの音楽を流して、うつらうつらするあの感覚。
たまりません。
本を読みながらいつの間にか寝てしまうのも、最高の入眠法だと思っています。

ただ、いくら寝ても寝足りないのが唯一の難点です。
時々購入する、巷で話題のヤクルト1000のせいなのでしょうか......
飲むと悪夢を見ることで有名とのことですが、私もばっちり幽霊に遭遇する夢を見ました。

と、ここまで書いていたらまた眠気が襲ってまいりました。
健康は良い眠りから、とどこかで聞いたことがあるような気がします。

寒暖差が激しいここ数日ですが、皆様もどうかお身体に気をつけてお過ごしくださいませ。


                    
母の指先  |組員日誌 |
あれは私が小学二年の時だろうか?
小さな座卓に母と私が向かい合って座っている。入院している病院から許可をもらって帰って来たのだろう。
算数の宿題を見てもらっているようだ。
自分から言い出したのか、それとも母の方から宿題は?と聞いて来たのか…?
多分二桁の足し算、引き算だったな。
数字が上下にあって、左下に+あるいは−の記号があるあれである。
ほとんどの問題に正解がなくて、母は消しゴムで消すのに忙しい。
滓を丁寧に丁寧に拭い取っては、「さあ、もう一度やってみなさい。」と促す。
そんなことを何度も繰り返したように思う。
何か助言のようなものがあったのか覚えていない。
私にはただただ、消しゴムの滓を丁寧に拭い取る母の指先だけが鮮明な記憶としてある。
だいたい消しゴムの滓なんて、「拭い取る」ことなど考えたこともなかっただろうし、消したら消しっぱなし。滓など机の上に放りっぱなしの状態だったはずである。
消しゴムの滓を丁寧に拭い取る母の指先は、そんな坊主には別世界の夢物語であった。



                    
空をかける  |- |


先日、息子の小学校で3年ぶりの運動会が行われました。

小学3年生にして、はじめての運動会。

今年は、なんとしても見たかった。見届けたかった。

実は土曜日に、元気な宣誓ととも開幕されたのですが、ほどなくして雨に降られてしまい、平日に仕切り直しとなったのです。

行きたくても行けない親も沢山いて、なんだか代表する心持ちで応援してきました。

校庭でお弁当広げて、お隣さんと唐揚げとお稲荷さん交換していたような運動会は、もうずいぶん昔の出来事になってしまったけれど、一瞬だとしても、子どもたちをみんなで見守る時間は、なくしたくないなと感じました。


息子は、自分より頭ひとつぶん大きいクラスメイトと、大玉を転がしながらめいいっぱい走っていました。途中、転んじゃう子もいて、思わず「がんばれーー!」の声。ムックと立ち上がって食らいついてゆく姿に、また歓声!!

「赤組さん、がんばってください。」

「黄色組さん、早いです!」

アナウンスが空にこだまして、

「みんな、見てるよーー」

空からも、おおきな声援がきこえてくるような、そんな一日でした。


福寿奈央


                    
知らない誰かに励まされたはなし  |組員日誌 |



こんにちは。大西玲子です。

みなさま、お元気ですか。


2011年の今日のことをおもいながら、街を歩き、電車に乗り、自動販売機であたたかい珈琲を買いました。寒さに凍えまわりの人と公衆電話を探したあの日のこと。


おおきなことも、ささいなことも、誰かにとってはそれぞれの事件で。このところのわたしは、今年の九紫火星の盛運を実感することもありますが、反面しょんぼーりすることも手を替え品を替え顔を出し、流れる涙の意味が自分で分からないことあります。そんなとき、思いがけないものがやって来て救ってくれます。それは、俯く気持ちのときでも、自分の外側に目を向けると、見つけられることがある。救いを見逃さないように、やって来たものに触れられるように、難しいけれども心をひらいておく。(そんな気分になれない時はもちろん閉じこもっておく。)わたしの2022年は、そんな目標とともに進んでおります。


写真は、ある雪の日に元気をくれた、ハートの生きもの。どこかのだれかさん。ありがとう。



大西玲子

                    
あけましておめでとうございます!  |組員日誌 |



あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。

まだまだ油断の出来ない時勢ではありますが、新年は心の深呼吸の時。
気持ちを新たに、歩みを進めてゆきたいと思います。

健やかで明るい一年となりますように。

2022年1月1日
青☆組 吉田小夏


 

                    
久しぶりの再会  |組員日誌 |

先日、久しぶりに青⭐組メンバーが揃う会がありました。


夏の『ぞうれっしゃがやってきた』以来の直接の再会は、なんとも言えない高揚感がありました。
人と人が会う、それだけのことに尊さを感じる数年。
コロナの影響で、実家になかなか帰れなかった私にとって、第二の家族である青⭐組の存在がどれだけありがたかったことか!

嬉しいような寂しいようなフワフワした足取りで帰路につくと、いつもの自分一人の部屋が少し明るくなったような気がしました。

来年はどんな素敵なことに巡り合えるのだろうと、今とてもわくわくしています。


写真は小夏さんからいただいたマカロン。
甘酸っぱくてほろっと溶けて染み渡りました。



                    
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